西荻窪駅から徒歩約17分、荻窪警察署前交差点近くにあるMARILYNKITCHEN&TAROT(マリリンキッチン アンド タロット)。
オーナーの道家(どうけ)さんは歯科医師で、クリニックの移転に伴い空いた店舗を利用し、2017(平成29)年4月にカフェをオープンした。コンセプトは「大好きなハワイを荻窪に作ろう!」。店名は、友人でカフェ店員の「マリさん」「リンリンさん」の名前をミックスした「マリリン」に、「みんなに愛される台所(キッチン)にしよう」という思いを合わせて名付けた。明るい店内と気さくな2人の接客が好評で、近所の人はもちろん、散歩途中に立ち寄るリピーターの客も多い。月に数回は道家さんがタロット占いも行っている。
カフェの特徴は何といっても「素材へのこだわり」で、「自分たちが安心して食べられる食事を提供したい」と、リンリンさんこと土谷さんは言う。
最初はベーカリーカフェとしてスタートし、ランチメニューはカレーのみだったが、客からの要望を受けてメニューを増やしていった。厳選した調味料のほか、「ロコモコ」にはグラスフェッドビーフ(※1)、「カレー」「タコライス」「豚丼」にはオメガ爽健豚(※2)を使用。また、パンには、グラスフェッドバター(※3)やふすま粉(※4)を使用したり、豆腐やおからを混ぜたりしている。「訪れるお客様は健康志向が高く、体にいい食事を目当てに来店される方が多いと実感します」と土谷さんは話す。
杉並で生まれ育った道家さんならではの発想で、「とうふ屋らるご」(上荻4丁目)の豆腐をパンに練り込んだり、「小美野米店(おみのこめてん)」(桃井1丁目)から購入した米を使ったり、「地域密着」にもこだわっている。
また、杉並区公式アニメキャラクター・なみすけの焼き印入りの「豆腐食パン」「ふすまコッペパン」「おから入りテーブルロール」を販売し、人気を呼んでいる(数量限定)。「多くのなみすけファンの方に訪れていただき、びっくりしています」と土谷さんは言う。
区内の花屋とのコラボでハーバリウムのワークショップ開催、近所の人が制作した、犬をモチーフにした革製品の販売など、地域交流も積極的に行っている。
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