「ウォッシャブルペーパー荻外荘ブリーフケース」。A5サイズのノートや本がぴったり収まる
杉並区は、荻窪にある国指定史跡「荻外荘(てきがいそう)(近衞文麿旧宅)」を2024年12月に史跡公園として公開することを目指し、「荻外荘復原・整備プロジェクト」を進めている。
杉並区都市整備部みどり公園課ではプロジェクトをより周知できるよう5種類のオリジナルグッズを企画。「デザインを考えるプロセスも楽しかったです」と職員は話す。2022(令和4)年8月1日から区役所1階コミュかるショップで販売しており、グッズの売り上げは荻外荘の復原・整備に活用される。
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杉並区成田西にあるクリオインターナショナル株式会社が製作。紙と植物由来のセルロースを主原料とした自然環境への負担が少ない素材を使っており、水にぬれても型崩れしにくく破れにくい。
ストックバッグは、キャンバス生地のような質感。部屋のインテリアとして植木鉢のカバーに使うこともできるし、耐水性があるので台所や洗面台に置いて小物を入れてもよい。
ブリーフケースは革製品のような質感。マチ幅は3cmで、丈夫なだけでなく見た目以上に収納力がある。本や書類のほか、歯ブラシなどのトラベルセットや、ドライバーやはさみなどの道具入れとしても活躍しそうだ。
○価格・サイズ
・ウォッシャブルペーパー荻外荘ストックバッグ 900円
縦24cm×横15cm×マチ幅15cm
・ウォッシャブルペーパー荻外荘ブリーフケース 900円
縦22cm×横16cm×マチ幅3cm
○製造元:クリオインターナショナル株式会社
https://clio-inter.com/
荻外荘の建物を200分の1スケールで作るペーパークラフト。実際の建物の杉並区による復原図案を基に設計、製作された。近衞文麿居住当時(1937(昭和12)年~1945(昭和20)年)の、居住棟・別棟・玄関棟・客間棟・蔵からなる入り組んだ建物や、屋根の構造が忠実に再現されており、昭和前期に首相官邸に準じる役割を担った風格が感じられる。
みどり公園課職員によると「難易度は、一般向け“中の上”程度」。商品に同封の組立図に加え、製造元のホームページに作り方の詳細な説明があり、初挑戦でも作成は十分可能だ。
完成品を眺めながら、荻外荘を舞台に繰り広げられたドラマに思いをはせるのも楽しそうだ。
○価格:1,320円
○完成サイズ(参考値):縦19.5㎝×横24.0㎝×高さ7.5㎝
○製造元:ファセット
https://facet.shop-pro.jp/
客間の壁紙に使われているユニークな動物模様のマスキングテープ。貼ると、まるで動物たちが行進しているように見えるのがポイントだ。文化財である荻外荘のイメージに違和感がない色合いを考えて製作された。メモや子供の絵を貼る時などに使用するのはもちろん、ラッピングや雑貨の装飾にもお勧め。自由な使い方ができ、杉並の文化をアピールすることもできる優れもの。
○価格:400円
○サイズ:幅24㎜×長さ7m
○製造元:カモ井加工紙株式会社
https://www.kamoi-net.co.jp/
荻外荘の立面図と、客間の壁紙の動物模様がレイアウトされた、株式会社かまわぬ製作の手拭い。素材は綿100%。洗うほどに味が出る注染(ちゅうせん)という手法を用いて、長い間使うことを前提に染められている。
荻外荘は創建当時、庭にカエデの木が多かったことから「楓荻荘(ふうてきそう)」と呼ばれていた。手拭いの赤色はカエデの紅葉をイメージしている。
落ち着いたデザインを生かし、手拭いとしてだけでなく部屋の飾りにも活用できそう。ユニークな杉並みやげとしてもお勧めだ。
○価格
1,200円
〇サイズ
縦約33cm×横約90cm
○製造元
株式会社かまわぬ
https://kamawanu.jp/
○販売場所
・コミュかるショップ
・区立郷土博物館(本館及び分館)
○問い合わせ
都市整備部みどり公園課みどりの計画係
電話:03-3312-2111(代表)
※伊東忠太(いとう ちゅうた):築地本願寺などを手がけた日本を代表する建築家
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